教員採用試験のテキストはどう使うべきなのか?
◎膨大な参考書…テキスト…コレクションになっていないだろうか
書店、amazon、楽天…かなりの種類の参考書が毎年 発行される。それらを買うだけで安心していないだろうか。また、年々それらがたまってしまい、コレクションのようになっていないだろうか。
まず新しいものから購入すべきである。当然のことでしょ、と思った人は良い。ただ、なかには「お金がもったいないから、古本でいいや」「先輩、合格者からもらえばいいや」という人もいる。
それで結果的に合格できれば良いが、そういう人は参考書等を大事にしない傾向にある。
◎どのように参考書等を用いて勉強すべきか
先輩や合格者からもらった参考書は大事な箇所にマーカー等が引いてある。おお、ここか!と思って勉強する。ただ、それは自分で引いたものではないので、印象に残りにくい。
また、近年 情報がころころ更新される。ましてや新学習指導要領に向けて、対策を練らればならない。
新しい情報はネットで拾えばいいよ、と思っている人もいる。それをうまく活用してまとめられる能力があればそれでいい。しかし、それを読んだだけ、プリントアウトしただけ、では厳しい。
すると、すでに最新の情報をまとめてくれている参考書等がもっとも信頼がおけて効率も良い。
そう、効率なのだ。勉強は。
効率が良いと、頭にも入りやすく、モティヴェイションも保ちやすい。好循環である。
また、夏の採用試験まで愛用できるテキストは、試験会場まで持って行ってもいい。それだけで当日の安心感が違う。これだけ勉強したんだ、というお守り的なものになる。
教師を目指す人はいずれ「教える側」につくわけだから、この採用試験の勉強を通じて「自分ならどうやって、教えるか」と考えながら勉強すると良い。そう、教員採用試験の勉強内容だって「ほかの受験生にどうやって教えたらわかりやすいか」という視点が大事だ。
◎それではおすすめは?
万人にお勧めできるのは、雑誌タイプ、月刊タイプのものである。広く浅く、たまに深く…という感じだからだ。そして、大学、とくに教育系の大学へ行くと図書館で購読している場合が多く、必要なところをコピィしてもよい。裏技として覚えておくといいだろう。